* Credit to Satoru from Record Boy for this review, you can use google translate for English version.
このところすっぱ抜きまくって調子づいてるマレーシアのBlack Konflik Recordsがまたやってくれました。近年はメタルクラスティーズにカルトな人気が高まっているイングランド・デス・メタル・ステンチ・グラインダーズ PROPHECY OF DOOMの1988年発表1stデモの初オフィシャル・リイシューdeath!!
PROPHECY OF DOOMはAXEGRINDERやDEVIATED INSTINCTが日本で大人気だった2000年代前後あたりは完全にミソッカス状態で、クラスト・パンクスにもほとんど相手にしてもらえなかったけど、クラスティーズがデス・メタルやグラインドに再接近し始めた2010年くらいになると形勢が逆転し、最も再発が待たれるバンドの仲間入りを果たしました。このリリースよりも一足先に、Boss Tuneage / Break The Connectionが遂に初期音源集アルバムのリリースをアナウンスして、1st LPやEPを収録した待望のコンピレーション・アルバムも発売が待たれていたところでしたが、その初期音源集からは外された1stデモ音源のCD化再発をBlack Konflik Recordsが発表。幻の2ndアルバム "Matrix"よりも前のグラインド・デス期を一区切りとしたいファンにととっては、Boss Tuneage / Break The Connectionの初期音源集と、このBlack Konflikのリリースの1stデモCDで、一通り網羅できますから、とりあえず一安心です。
そもそもなぜ初期音源集アルバムにこの1stデモを入れなかったんだ?と考えてしまうわけですが、長年リクエストがありながらも再発を実現しなかったバンドの思惑も読みとれるような音楽性の違いが、この1stデモにはあります。彼らの作品の中では最も非デス・メタルのグラインド色が強いサウンドで、SEPTIC DEATHのカバーもやってる通り、感覚的にはWEHRMACHT, REPULSION, ELECTRO HIPPIES, UNSEEN TERROR, NAPALM DEATH, etcと似た雰囲気のスピードコア・グラインド状態です。この後、Prophecy RecordsやDeaf Recordsといった初期デス・メタルのカルト・レア・クラシックを多く輩出したレーベルから作品を発表して聴かせていた、あの独特のステンチな感触とは異なり、ハードコアがスピード志向で先を行っていた当時のUKバンドらしいスタイルだと言えます。UKグラインド/デス・メタル黎明期の混沌とした過激志向を垣間見たい初期デス・メタル・ファンから、当時を実体験したハードコア・スラッシュ・マニアックスにまでオススメの再発death!!限定350枚だそうなので油断なきようお願いします!!
(July.29.2019) http://www.record-boy.com/
No comments:
Post a Comment